道具

道具とは、二メートル程の棒に榊(さかき)、矛(ほこ)、四神(ししん)のいずれかをつけたもので、11基の道具が出ます。各道具は、担ぐ町は決まっており、これは神輿のような交代制ではなくて受け持ちの町が一つ町で全日担ぎ通します。受け持ちの町は毎年変わります。

道具を担ぐのは若い衆で、通常四名で担ぎます。予備交代者が二名つくので道具は一基に六名づついることになっています。巡路などは神輿と全く同じですが、小型で軽いため機動力に富んでいるうえ、担ぐのが若い衆であるので威勢もよい。

道具は町内練り歩きの時でも十分活発だが、道具の一番見せどころはなんといってもやはり「太鼓橋(たいこばし)」でしょう。各道具を連結してアーチ橋の形をつくることを「太鼓橋」という。何時にどこで上げるかは巡路図にも表示されていて太鼓祭の目玉であることが分かります。

太鼓橋をつくる時はまず、上げる場所の手前で道具止まり(かけ声や上下の揺さぶりは続けている)、道具進行のかけ声で順に一基づつ上げる場所に走り込む。一基一基横棒をロープで縛り付ける。11基が一列になり、若い衆の道具奉仕責任者が脚立の上から号令をかけると若い衆が中央部を押し上げ両端から一気に押す。力の入れ加減が不均一であったりすると、道具はたちまち傾き、横崩れを起こしてしまう。両端からリズムを合わせ立て直していく。太鼓橋が完成すると観客から惜しみない拍手。太鼓橋は一分程その形状を保ち号令とともに一斉に降ろされる。

「下田市の民俗 ー下田市ー」より参照。

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下田八幡神社例大祭